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薬のはなし

PPIで認知症になる?

くすり 昨年秋にドイツの健康保険請求データに基づく統計学的研究として、プロトンポンプ阻害薬(PPI)の服用者が非服用者に比べて認知症の発症者が多かったと報告され話題になりました。
それに対して米国消化器学会から提唱された「医師が患者に説明するべきこと」の内容をご紹介します。
いずれも当院の医師が日頃お話していることと一致しています。

1.最小限の用量で適切な期間の処方であること
2.PPIが適応になるのは利益がリスクを上回る場合であること
3.長期使用が必要な場合は医師と患者で必要性をよく共有し患者が自己判断で中断しないようにすること
4.逆流性食道炎の患者には下記の生活習慣改善を勧めること

<逆流性食道炎の生活習慣改善>

  • 眠るときは、腹部から上を高くする
  • 前かがみの姿勢を避け、背筋を伸ばす
  • よく噛んで食べる
  • おなかを締め付けないようにする
  • 過度にアルコールや炭酸をとらない
  • 食事は腹八分目に

PPI(当院ではラベプラゾール)を長期に飲んでいる方は、年に1回は胃カメラ検査で状態を確認しましょう。また、認知症の発症予防には「何かを避ければいい」というものではなく、食事・運動・睡眠などのバランスのとれた生活と人づきあいが大切、まさに医療生協の活動が一番ですね。


おおみや診療所 薬剤師 生沼信恵